鳥取砂丘で観光業を体験してその魅力を発見する!〜プレゼン発表会レポート
とっとりインターンシッププログラムの一環として実施されている、パッケージ型仕事体験プログラム「鳥取砂丘で観光業を体験してその魅力を発見する」。9月8日から5日間にわたり開催され、その最終日には「鳥取砂丘を中心とした観光ツアー」企画のプレゼンが行われました。
5日間スケジュール
初日(集合:鳥取砂丘ビジターセンター)
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鳥取砂丘を中心とした鳥取県観光の現状についての講話
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鳥取砂丘を中心とした「ツアー企画」作成のためのセミナー受講(JTB鳥取支店協力)
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フィールドワーク(鳥取砂丘と商業ゾーンの散策)
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砂の美術館の見学
2〜4日目(3拠点ローテーション)
この3日間は参加者を3グループに分け、下記の3拠点を順番に体験します。各グループは毎日別の拠点に移動します。
拠点A:鳥取砂丘アクティビティ協会(サンドボード、パラグライダー、砂丘フォトガイドツアーのミニ体験)
拠点B:鳥取砂丘会館(砂丘で最大規模の商業施設。レストラン業務や土産販売などのサービス業務を体験)
拠点C:ヤマタ鳥取砂丘ステイション(グランピング施設、キャンプ場、ゲストハウス等での宿泊業務体験)
最終日(会場:鳥取砂丘フィールドハウス)
午前:グループごとに「鳥取砂丘を中心とした観光ツアー」の企画書・発表資料を作成
午後:プレゼン発表、振り返り、受け入れ各企業からのフィードバック
最終日「プレゼン発表会」の雰囲気
当日は学生8名が2グループ(各4名)に分かれて、5日間かけて練り上げたツアー企画を発表しました。指導にあたったツアーガイドや観光施設の職員も会場に駆けつけ、講評・アドバイスを行いました。両チームともメンバーの工夫とオリジナリティが光り、非常に完成度の高い発表でした。随所で拍手や笑いが起こり、会場は終始和やかな雰囲気に包まれました。
参加学生の声
プログラムの最後には、参加学生に「インターンに参加して感じたこと」を語ってもらう時間も設けられました。
「地元の知られざる魅力に気づくことができた」「今までの鳥取のイメージが変わった」「将来の進路選択に非常に役に立つ」などの様々な感想が聞かれました。
インターンに参加して感じたことは?
大学2年生
観光の現場を実際に回るのは初めてで、多くを学べました。現場で働く方や経営者の方から直接お話を伺え、非常に刺激を受けました。ありがとうございました。
大学1年生
鳥取のことも観光業のことも知らない点が多かったのですが、今回のインターンで基礎から学ぶことができました。得た学びを今後の学生生活に生かしていきたいです。
大学3年生
企業型インターンと違い、体験の比重が高く自分で探し動く必要がありました。5日間、熱意を持って企画づくりに向き合えたことが収穫です。「もっと良くできた」という悔しさも含め、非常に充実していました。
大学1年生
今まで鳥取には来たことがありませんでしたが、今回のインターンシップでは多様な体験と企画づくりの機会をいただき、楽しむことができました。知識が深まるだけでなく、心身の成長も実感しています。
短大1年生
最年少の立場でしたが、皆さんに温かく受け入れていただき安心して取り組めました。企画作りでは大変な場面もありましたが、最終的に形にできてうれしかったです。見学やアクティビティを通じて、地元や砂丘についても学び直せました。
大学3年生
砂丘での撮影ガイド体験が最も印象に残りました。日焼けは苦手ですが、撮影が楽しくて夢中になれました。資料づくりや対話を通じて、確かな手応えのある経験になりました。
大学1年生
当初は鳥取の魅力を十分に理解できていませんでしたが、インターンを通じて多様なアクティビティの存在を知り、強い刺激を受けました。友人を誘って再訪し、体験の輪を広げていきたいです。
大学3年生
鳥取は良い町だとあらためて感じましたが、人を招いて日程を計画することの難しさも実感しました。初対面のメンバーと協力してプレゼンまで作り上げられたことは大きな学びになりました。
まとめ
今回の五日間にわたるプログラムは、学生が普段は触れにくい観光業の最前線に入り、現場の“ありのまま”に向き合う貴重な機会となりました。
単なる説明会ではなく、アクティビティ運営、商業施設の接客、宿泊業のバックヤードまでを体験し、多角的に「観光」を捉え直せたことが大きな学びにつながっています。
将来の進路に迷う学生にとって、地域や企業のリアルな姿を知ることは、選択肢を広げる確かな手がかりになります。鳥取砂丘の現場で得た実感を、それぞれの次の一歩へ。ここで生まれた気づきとつながりが、地域の観光をさらにおもしろくするキーパーソンの誕生につながることを期待しています。