パッケージ型プログラム「琴浦町で暮らす インターン」レポート
とっとりインターンシッププログラムの一環として実施されている、パッケージ型仕事体験プログラム「琴浦町で暮らすインターン」9月1日から5日間にわたり開催され、初日には交流会が行われました。
交流会の雰囲気
当日は学生6名に加え、地元企業で働く方や住民も参加。会場はおしゃれで落ち着いたカフェで、食事も用意されていました。参加者は立場に関係なくリラックスした雰囲気の中、会話と食事を楽しみました。
2拠点生活に挑戦する方のお話
交流会に先立ち、東京と琴浦の2拠点で暮らす明里正毅さんの講演が行われました。明里さんは琴浦町出身で、現在は東京でデザイン事務所を構えるクリエイティブディレクター。昨年から2拠点生活を始め、カフェをオープンしました。「新しい過疎」を提唱し、人口減少や少子高齢化に直面する地域の新たな在り方について、熱のこもったお話をしていただきました。
参加学生の声
プログラムの最後には、学生が「なぜこのインターンを選んだのか」「実際に現場を見て感じたこと」を共有する時間を設けました。琴浦での暮らしを肌で感じた今回の体験は、将来の進路を考えるうえで大きなヒントになったようです。
Q1. なぜこのインターンを選びましたか?
大学3年生
将来的にUターンを考え始めたからです。大学のある山口もいい場所ですが、鳥取の白バラ牛乳が恋しくて、見つけたら必ず買うほど好きです。そのうち「鳥取に戻って、大山乳業さんに関わる仕事ができたら」と思うようになったのがきっかけです。
大学2年生
進路に迷いがある中で、生活体験や地域交流を通じて「地方で暮らす意義」を実感したいと思い参加しました。鳥取で働く可能性も前向きに考えたいです。
大学2年生
人脈を広げたいと思ったのが主な理由です。親が土木業を営んでおり、人とのつながりの大切さを身近に感じていました。将来起業した際にも地域との関わりは重要になるので、学生のうちから参加して多様なアイデアを吸収したいと思いました。
短大1年生
授業の一環として参加しました。アルバイト経験がなく、自分の得意不得意もまだ分かっていないので、さまざまな職業体験を通して自己理解を深めたいと思っています。
大学1年生
大学の授業でこのインターンを知り、地元が愛知で鳥取に来てまだ数ヶ月なので、地域を知りたいと思い応募しました。
大学1年生
出身は佐賀で、鳥取に来て日が浅いのですが、鳥取と佐賀は過疎化の課題が似ていると感じました。『過疎の最先端』と言われる鳥取で学べることがあると思い参加しました。
Q2.インターンに参加してみてどうでしたか?
大学3年生
社会学を専攻していて、山口県の人口減少について調べています。今回、直接地域で取り組んでいる方々の話を聞いて熱意を感じ、『自分もこういう分野を楽しめるかもしれない』と実感しました。市ごとに特色の生かし方が違うのも面白く、琴浦町の取り組みから多くを学べました。
大学2年生
みんなでカフェでご飯を食べたり、椿の森でスキンケアクリームを作ったりと、五感で楽しめる体験が多くありました。地元に近い琴浦町でもまだまだ知らない魅力があることに気づくことができて、今後もっと学びたいと思いました。
大学2年生
古民家に泊まったり、サウナ体験をしたりと、普段できない経験ができました。人とのつながりを感じられて、とてもありがたい時間でした。
短大1年生
サウナ体験や新しいアイデアの話を聞く中で、物事を多角的に捉える大切さを実感しました。
大学1年生
サウナや椿の森を訪れたことで、地方だからこその人のつながりや、新しい挑戦をする人がいることを実感でき、貴重な時間になりました。
大学1年生
既存のものを活かして新しいものを生み出している取り組みを見て、とても魅力的に感じました。
終わりに
「琴浦町で暮らすインターン」の魅力は、地域住民の生活を垣間見れるところにあります。職場だけでなく、人や食、風景まで含めて地域のリアルに触れられるから、仕事の解像度が上がり、進路の迷いが具体的な一歩に変わります。距離が近いからこそ生まれる会話と挑戦がある。次の一歩を探している学生にこそ、鳥取で「暮らすように働く」一週間を体験していただきたいです。次回の募集情報は公式サイトからチェックしてください。