空港を支えるプロ「グランドハンドリング」「グランドスタッフ」ってどんな仕事?In 鳥取砂丘コナン空港― 「ワンデー仕事研究」レポート
とっとりインターンシッププログラムの一環として実施されている、「ワンデー仕事研究」が9月8日に鳥取砂丘コナン空港にて開催されました。

インターンの雰囲気
学生6名が参加。積極的に質問が飛び出すなど、非常に意欲的な雰囲気に包まれました。1人ずつ発表するアナウンス体験では、お互いを拍手で讃えあうなど、和やかな空気が流れていました。
主な実習内容
当日は会社概要説明・施設案内に加え、グランドハンドリング業務実習見学、グランドスタッフ業務実習見学など、普段みることのできない空港の裏側のお仕事を覗ける内容となっていました。

参加者の声

プログラムの途中で、参加学生に「なぜこのインターンを選んだのか」「実際に現場を見て感じたこと」を語ってもらう時間も設けられました。
普段見ることのできない空港の裏側のお仕事を覗くことができた今回の体験は、将来の進路を考える学生にとって大きなヒントとなったようです。
Q1. なぜこのインターンを選びましたか?
大学3年生
業界研究の一環として、様々な業界を見てみたいと考えたからです。また、自宅近くの空港という点も理由の一つです。
大学2年生
将来就きたい職や、まずどの業界から見ればよいかが不明確だったからです。学校での企業説明会を通して興味を持ち参加しました。
大学3年生
以前から航空業界や空港の仕事に興味はありましたが、グランドハンドリングやグランドスタッフの仕事は視野にありませんでした。同じ空港で働く人たちがフライトをどう支えているのかを実際に見て体験したいと思い応募しました。
Q2.インターンに参加してみてどうでしたか?
大学3年生
事前に調べられる情報だけではわからない、現場での具体的な学びが得られました。社員の声や作業現場の見学を通じて、「もしこの仕事に就いたら自分はこういうことをやるのか」という将来のイメージをより明確にすることができました。
大学2年生
グランドスタッフやグランドハンドリングの業務を体験し、多くの人が一体となって空港を支えていることを実感しました。スタッフの多くが大学での専攻とは畑違いの分野で働いているという話を聞き、特定の分野に絞らず、興味や適性を幅広い視点から考えるきっかけになりました。
大学3年生
「細やかな配慮のある行動や言動が、お客様の安心や飛行機の安全に繋がっている」というスタッフさんの言葉が最も印象に残りました。この細やかな配慮が安全に繋がるという点が非常に新鮮で驚きであり、スタッフさんがそれを大事にしていることが伝わりました。今後、さらに業界を調べ、将来の決断に役立てていきたいです。
まとめ
今回の「ワンデー仕事研究」では、「グランドハンドリング」と「グランドスタッフ」という“空港の安全と快適”を支える仕事のリアルに触れました。現場の温度や責任の重み、そして細やかな配慮が安全へ直結するという本質を学ぶことができました。事前情報だけでは見えない工程や連携の仕組みを目の当たりにし、自分の将来像を具体的に想像するきっかけとなったことは、参加学生にとって大きな収穫だったはずです。
学部や専攻に縛られずに挑戦できるフィールドがあること、そしてチームで守る空の安心に自分も関われるかもしれないという手応えを、確かな実感として持ち帰れたのではないでしょうか。次の進路を考える上で、今日の学びを出発点に、さらに視野を広げていきましょう。